ウリアデック
- ウリアデック錠の効能又は効果は?
本剤の承認された効能又は効果は下記になります。
「痛風、高尿酸血症」
参考資料:添付文書(「4.効能又は効果」の項)- ウリアデック錠の用法及び用量は?
本剤の承認された用法及び用量は下記になります。
「通常、成人にはトピロキソスタットとして1回20mgより開始し、1日2回朝夕に経口投与する。その後は血中尿酸値を確認しながら必要に応じて徐々に増量する。維持量は通常1回60mgを1日2回とし、患者の状態に応じて適宜増減するが、最大投与量は1回80mgを1日2回とする。」
参考資料:添付文書(「6.用法及び用量」の項)- ウリアデック錠は食前・食後のいずれに飲んだらよいですか?
食前・食直前・食後いずれの服薬でも結構です。併用薬の兼ね合いも考慮し、コンプライアンスの良いタイミングでご服薬ください。
健康成人男性(11例)にトピロキソスタット60mgを摂食下に単回経口投与したとき、絶食下投与と比較してCmaxは30%減少、AUC0-∞は食事の影響を受けなかった。
参考資料:添付文書(「16.2.1 食事の影響」の項)- ウリアデック錠を飲み忘れた場合はどうしたらよいですか?
飲み忘れに気付いたときには1回分を服用します。ただし、次の服用時間が近い場合はそのまま服用せず、次の時間に1回分を服用します。2回分をまとめて飲まないようにしてください。
参考資料:くすりのしおり- 投与量を漸増する理由は?
血中尿酸値の急激な低下は痛風関節炎をしばしば発症させることから、高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン(第3版)では、「痛風関節炎を誘発させないために、尿酸降下薬は最小量から開始すべき」となっています。
高尿酸血症患者対象二重盲検試験5試験における併合解析の結果においても、痛風関節炎の発現率は、初期投与の漸増を1段階(16.1%(14/87例))とするより2段階(10.4%(25/241例))とした方が低い傾向を示しました。- 痛風関節炎(痛風発作)が起こっている患者にウリアデックの服用を開始してもよいですか?
痛風関節炎(痛風発作)の症状が収まるまでウリアデック錠の投与は控えてください。
痛風関節炎(痛風発作)時にウリアデック錠を投与することで尿酸値が変動し、痛風関節炎(痛風発作)を増悪させる可能性があります。- ウリアデック錠の服用中に痛風関節炎(痛風発作)が起こった場合、服用を中止したり減量したりした方がよいですか?
ウリアデック錠の服用中に痛風関節炎(痛風発作)が起こった場合は、用量を変更せずにそのまま投与を継続してください。中止や減量による尿酸値の変動が痛風関節炎(痛風発作)を増悪させる可能性があります。症状によってはコルヒチン、非ステロイド系抗炎症薬、副腎皮質ステロイド等の投与をご検討ください。
参考資料:添付文書(「8. 重要な基本的注意」の項)- 他の尿酸降下薬を服用していた患者にウリアデック錠を投与する場合の投与量はどうしたらよいですか?
初期用量である1回20mg、1日2回投与から開始し、患者の状態をみながら適宜増減してください。
- 腎機能障害を合併している高尿酸血症患者にも投与できますか?
中等度までの腎機能障害(eGFR 30mL/min/1.73m2以上)であれば通常用量で投与可能です。重度以上の腎機能障害のについても添付文書の用法及び用量通りとなりますが、開発時に有効性及び安全性を指標とした臨床試験を実施していません。副作用等にご注意いただきながら慎重に投与をお願いいたします。
- 高尿酸血症の病型に応じた投与をしなければいけませんか?
高尿酸血症の病型に関わらず投与が可能です。また、治験時のデータから病型を問わない血清尿酸値の降下作用が認められています。