使用方法等に関連する使用上の注意

1. 穿刺針を本体に挿入する前に穿刺針の保護キャップをはずさないこ　と。保護キャップをはずした穿刺針は本体には装着できない。［無理　に装着しようとすると故障の原因となる。］
2. 穿刺針の挿入前に確認窓が黄緑色の場合、ボタンを押して確認窓が　白色になることを確認すること。［針が露出するおそれがある。］
3. 専用の穿刺針以外のものを本体に挿入しないこと。［破損したり、針が　露出するおそれがある。］
4. 穿刺針を押し込んでも確認窓が黄緑色にならない場合、その穿刺針　は使用済みの可能性があるため、使用しないこと。
5. 使用後の穿刺針には直接触れず、速やかに針回収容器等に排出し、　安全に廃棄すること。［けがや感染のおそれがある。］
6. 使用後の穿刺針には、保護キャップを再装着（リキャップ）しないこと。

重要な基本的注意

1. 指先から採血する場合は、穿刺前に、必ず流水でよく手を洗うこと。
2. 果物等の糖分を含む食品などに触れたあと、そのまま指先から採血　すると指先に付着した糖分が血液と混じり、血糖値が偽高値となるお　それがある。［アルコール綿による消毒のみでは糖分の除去が不十分　との報告がある。］
3. 以下のような末梢血流が減少した患者の指先から採血した場合は、　血糖値が偽低値を示すことがある。
   • 脱水状態
   • ショック状態
   • 末梢循環障害
4. 耳朶等の組織が薄い部位への穿刺を行う場合には、穿刺部位の裏　側を直接指で支えないこと。［組織を貫通した針で指を穿刺し、血液　を介した感染のおそれがある。貫通のおそれがある場合には、他の組　織の厚い部位での穿刺について検討すること。］

1. 深さ調節ダイヤルを回して、穿刺の深さを調節する。穿刺の深さは6 段階で調節できる。
   穿刺の深さ： １／浅い～６／深い
2. 穿刺針の保護キャップ部分を軽く持ち、穿刺針挿入部にまっすぐ挿入し、保護キャップの先端（平らな面）を、確認窓が白色から黄緑色になるまで押し込む。本品には、専用の穿刺（販売名: ソフレット針）を使用すること。
3. 穿刺針の保護キャップを軽くつまんでまっすぐ引っ張ってはずし、はずした保護キャップは速やかに廃棄する。
4. 保護キャップを取りはずした穿刺針のケーシング先端を穿刺部位にしっかりと当てたまま、ボタンを押して穿刺する。穿刺後は確認窓が黄緑色から白色に変わる。穿刺部位に当てる前に誤ってボタンを押してしまった場合は、穿刺針を装着したまま、ボタンを止まるまで引っ張り、ボタンを元の位置に戻す。確認窓が黄緑色になり穿刺できるようになる。
5. 穿刺したら穿刺部位から離す。穿刺により少量の血液を得ることができる。
6. ボタンをしっかりと押し込み、使用後の穿刺針を排出する。

1. 使用後の穿刺針は装着したまま放置せず、速やかに廃棄すること。［感染のおそれがある。］
2. 穿刺部位の消毒を必ず行うこと。また、採血後はばんそうこうなどで止血と保護を行うこと。傷口が治りにくいときには、こまめに消毒すること。［感染のおそれがある。］
3. 確認窓に黄緑色の表示が出ている状態で放置しないこと。［誤って穿刺される危険性がある。］