重要な基本的注意
・血糖測定をするときは、併用されているランセットと血糖測定器の添付文書や取扱説明書を併せて参照すること。
・採血キャップを外すときは、針先が指などに触れないように注意して操作すること。
・ランセットの先端は非常に鋭利で危険なため、取扱いには十分注意すること
・針刺し損傷に注意して使用すること。
・組織が薄い部位への穿刺を行うと、組織を貫通した針で指を穿刺し、血液を介した感染のおそれがあるため、添付文書上にある穿刺部位を守ること。
・指先から採血する場合は、穿刺前に、必ず流水でよく手を洗うこと。
・果物果物等の糖分を含む食品などに触れた後、そのまま指先から採血すると指先に付着した糖分が血液と混じり、血糖値が偽高値となるおそれがある。［アルコール綿による消毒のみでは糖分の除去が不十分との報告がある。］
以下のような末梢血流が減少した患者の指先から採血した場合は、血糖値が偽低値を示すことがある。
　　　脱水状態
　　　ショック状態
　　　末梢循環障害

その他の注意
・本体は水にぬらさず、外側はやわらかい布などで拭いて、常に清潔にすること。
・採血キャップは、取り外して刺激性のない石鹸や水で洗うことができる。よく乾かしてから本体に取り付けること。

本品は0.045-0.454kg 重の力で作動する。

1.採血キャップを取り外す。
2.ランセットをホルダーに取り付け、ランセットの保護キャップを外す。
3.取り外した採血キャップを再び本体に取り付け、つまみを後方に引き、カチッという音がしたら、つまみをもとの位置に戻す。
4.採血キャップの先端を採血する指の目的の場所につけ、穿刺ボタンを押すとランセットが射出される。これにより少量の血液を得ることができる。
5.採血キャップを取り外し、使用済みのランセットを安全に廃棄する。
注意　BD ウルトラファインランセットの添付文書を併せて参照すること。

・感染の危険性があるため、採血前に必ず穿刺部位の消毒をすること。
・採血後は必ずばんそうこうで止血すること。
・傷口が治りにくいときは、こまめに消毒すること。
・ランセットの保護キャップを外した状態で、ホルダーに装着し、さらに本体のつまみを引いたまま放置しないこと。［ランセットが誤って発射される危険性がある。］