医療関係者向け情報

ダイアートが適した症例

処方時に確認している指標

禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 無尿の患者[本剤の効果が期待できない。]
  2. 肝性昏睡の患者[低カリウム血症によるアルカローシスの増悪により肝性昏睡が悪化するおそれがある。]
  3. 体液中のナトリウム、カリウムが明らかに減少している患者[電解質異常を起こすおそれがある。]
  4. スルフォンアミド誘導体に対し過敏症の既往歴のある患者

ダイアートの好適症

うっ血性心不全における尿量変化推移

ダイアートは、12時間持続した利尿作用を示す長時間作用型ループ利尿薬です

うっ血性心不全における尿量変化推移

対象 入院中のうっ血性心不全患者21例
投与方法 1日1回朝食後ダイアート60mg投与
試験方法 投与前日・投与日の尿を4分画(0-3、3-6、6-12、12-24 時間)に分取し、投与前後で尿量変化量推移を示した。
副作用 以前より気管支肺炎を合併し、しばしば悪心・嘔吐の症状が見られた1例において、その症状が強くなったため投与を中止した。投与中止後、気管支肺炎の改善に伴い上記症状は消失した。

山田 和生 他. 基礎と臨床 1984;18(9):4471-4490

比較的軽症のうっ血性心不全患者

比較的軽症のうっ血性心不全患者

長期投与による心血管死・再入院リスク低下が確認されています

うっ血性心不全における予後に与える影響を検討したJ-MELODIC試験

目的 ループ利尿薬が投与されているうっ血性心不全患者において、長時間作用型利尿薬ダイアートと短時間作用型利尿薬フロセミドの予後改善効果を比較する。
対象 うっ血性心不全患者320例(NYHA心機能分類Ⅱ-Ⅲ度)
試験方法 前向き無作為化オープン比較試験として、ダイアート(30~60mg/日)投与群160例、フロセミド(20~40mg/日)投与群160例に分け、2年間継続投与して各群の予後を検討。
評価項目 心血管死またはうっ血性心不全による予期せぬ入院(一次エンドポイント)。全死亡、症状の悪化、BNPの上昇、心不全治療の変更(ニ次エンドポイント)。
副作用 ダイアート群で試験開始1年後の新規低カリウム血症6例(3.8%)、低血圧1例(0.63%)、フロセミド群で試験開始1年後の新規低カリウム血症2例(1.3%)、ジギタリス中毒1例(0.63%)、発疹1例(0.63%)、関節炎1例(0.63%)がみられた。

Masuyama T, et al. Circ J 2012;76(4):833-842
※承認用法・用量(抜粋)/1日1回アゾセミドとして60mgを経口投与する。なお、年齢・症状により適宜増減する。

高齢のうっ血性心不全患者

高齢のうっ血性心不全患者

交感神経系・レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系への影響が少ないループ利尿薬です

心拍数・血漿レニン活性の推移

目的 長時間作用型利尿薬ダイアートと短時間作用型利尿薬フロセミドの慢性心不全患者に対する心拍変動、体液量、神経体液性因子への影響を比較検討する。
対象 慢性うっ血性心不全患者19 例(NYHA 心機能分類Ⅱ-Ⅲ度)
試験方法 ダイアート群(60 or 90mg /日)またはフロセミド群(40 or 60mg /日)の2群に分け5日間投与し、クロスオーバー試験にて行った。(ダイアート60mg /日、フロセミド40mg /日を等量として換算。
評価項目 体重、血圧、心拍数、血漿レニン活性、エピネフリン、ノルエピネフリン、ANP、ヘマトクリット値、BUN、血清Cr、血中電解質(Na、K、Cl)、尿中Na排泄量、心拍変動指標(TP、HF、LF、HF/LF、SDNN、SDANN、rMSSD)
副作用 試験期間中に両群とも副作用は認められなかった。

Tomiyama H, et al. Am Heart J 1999;137(3):543-548
※承認用法・用量(抜粋)/1日1回アゾセミドとして60mgを経口投与する。なお、年齢・症状により適宜増減する。

利尿薬による頻尿・のどが渇くなどの症状でお困りのうっ血性心不全患者

利尿薬による頻尿・のどが渇くなどの症状でお困りのうっ血性心不全患者

利尿に伴う愁訴が少ないループ利尿薬です

利尿作用と利尿に伴う愁訴

目的 長時間作用型利尿薬ダイアートと短時間作用型利尿薬フロセミド投与後の利尿作用随伴の愁訴の有無・程度を比較検討する。
対象 外来通院中の慢性心不全患者40例
試験方法 ダイアート60mg 投与群20 例とフロセミド40mg 投与群20例に割り付け、5日以上の観察期のあと、各薬剤を7日間連続して1日1回朝食後に経口投与した。
評価項目 利尿に伴う愁訴の有無・程度
副作用 試験期間中に両群とも副作用は認められなかった。

井上 清. 新薬と臨牀 1993;42(10):2103-2107

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