医療関係者向け情報

ダイアートの腎性浮腫に対する効果(1)

禁忌を含む使用上の注意等につきましてはD.I.をご参照ください。

腎性浮腫に対する効果

11)北本 清 他. 腎と透析 1994; 37(5): 985-992

対象 血清クレアチニン1.5-6.0mg/dLの腎機能低下症例または腎実質性の疾患を有する症例で浮腫などをはじめとして利尿薬投与が適応とされる症例51例
投与方法 ダイアート60または120mg 1日1回朝食後投与12週間連続投与なお、投与2週間後に投与量の再検討を行い必要に応じ増量もしくは減量した。
評価項目 浮腫、体重、心拍数、血圧、自覚症状、血液検査値、尿検査値

浮腫の推移

浮腫の程度を4段階に点数化(高度:3点、中等度:2点、軽度:1点、なし:0点)し、評価した。

浮腫の推移

投与4週後から投与12週後まで有意な低下が認められた(p<0.001)。

体重の推移

体重の推移

投与4週後には有意な減少が認められた(p<0.01)。

尿量の推移

尿量の推移

投与4 週後より明らかな増加が、投与12 週後では有意な増加が認められた(p<0.05)。

血清クレアチニン値(s-Cr)の推移

血清クレアチニン値(s-Cr)の推移

開始時のs-Cr により層別して検討したところ、開始時s-Cr≧2.5mg/dLの症例では投与4週及び8週後に有意な上昇が認められた(p<0.05)。また、開始時s-Cr<2.5mg/dLの症例では有意な変動は認められなかった。

副作用 尿酸値上昇が2例、血清クレアチニン値上昇が1例認められた。

承認用法・用量(抜粋):1日1回アゾセミドとして60mgを経口投与する。なお、年齢・症状により適宜増減する。

使用上の注意(抜粋)
1.慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
(3)重篤な腎障害のある患者[排泄遅延により血中濃度が上昇するおそれがある。]

クレアチニンクリアランス別利尿作用

13)古谷 隆一 他. 腎と透析 1991; 30(4): 629-631

対象 浮腫のない非透析腎疾患入院患者28例
投与方法 試験期間:4日間
前半2日間:コントロール
後半2日間:ダイアート60mg 1日1回朝投与
試験方法 クレアチニンクリアランス(Ccr)の値で以下の4群に分け比較検討を行った。
80mL/min<Ccr
30mL/min<Ccr≦80mL/min
10mL/min<Ccr≦30mL/min
Ccr≦10mL/min
評価項目 24時間尿量、体重、尿検査値(電解質、クレアチニン)、血液検査値(ヘマトクリット値、総タンパク濃度、クレアチニン濃度、尿素窒素、電解質濃度、尿酸値)

尿量の推移

尿量の推移

ダイアート投与により、尿量はCcrに関わらず、いずれも有意に増加した(p<0.05)。

尿中ナトリウム排泄量

尿中ナトリウム排泄量

尿中ナトリウム排泄量はCcr≦10mL/min群以外で有意に増加し(p<0.05)、腎機能低下例に対して利尿効果が認められた。

副作用 試験期間中に副作用は認められなかった。

使用上の注意(抜粋)

1.慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
(3)重篤な腎障害のある患者[排泄遅延により血中濃度が上昇するおそれがある。]

ダイアートの貯法について

ダイアート錠30mg・60mgは、光に安定であるため遮光保存する必要がありません。1)
そのため、一包化後も遮光の必要はありません。
ダイアートの遮光技術は特許を取得しております。
※ダイアート錠30mg、ダイアート錠60mgは500錠のバラ包装がございます。

1)株式会社三和化学研究所 社内資料
ダイアート錠30mg 無包装状態の安定性、ダイアート錠60mg 無包装状態の安定性

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